コタニガワトビケラ属の一種
Chimarra sp.



カワトビケラ科 コタニガワトビケラ属

愛知県で幼虫を確認しました。川幅が1mも無い小さな渓流で採集しました。流水中に引っかかった枝などに、管のような巣を作って住んでいることが多いです。巣はタニガワトビケラ属の物と似ていて、流下してきた有機物を濾しとって食べられるような構造になっています。
タニガワカゲロウ属各種幼虫に酷似していますが、頭楯部の前面が大きく凹み、顔は左右非対称であったことからコタニガワカゲロウ属の一種と思われます。体は黄色がかっています。
本属で日本において記載されている種はツダコタニカワゲラ一種のみですが、未記載種が多数存在すると考えられる上に、幼虫での種レベルの同定は不可能です。



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