クサカワゲラ属の一種(フタスジクサカワゲラ?)
Isoperla nipponica



アミメカワゲラ科 クサカワゲラ(ミドリカワゲラモドキ)属

愛知県で幼虫を確認しました。山地や丘陵地の河川上流〜中流域に生息しています。生息環境自体は多様で、大河川から川幅10cmに満たないような湧水流などで採集したことがありますが、特にツルヨシなどが生育しやすい流れの緩やかな砂礫底で多数採集できることからそのような環境を好むものと思われます。
頭部斑紋や腹部斑紋などからフタスジクサカワゲラ(フタスジミドリカワゲラモドキ)であると思われますが、同属未記載種がまだ存在するため確定的ではありません。 また、フタスジクサカワゲラは市町村の県内記録でも各地で記録されています。
ただ、『日本産水生昆虫 科・属・種への検索』(川合禎次・谷田一三 共編)では、斑紋が酷似している種として、ヤマクサカワゲラ(I. shibakawae)や、最近記載されたカッパクサカワゲラ(I. kappa)が挙げられており、現時点では文献が不足していて同定には至れませんでした。


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