シオカラトンボ
Orthetrum albistylum speciosum


幼虫                 成虫(上;♂ 下;同色型♀)

トンボ科 シオカラトンボ属

静岡県、愛知県、岐阜県、三重県で確認しました。
最もポピュラーなトンボで、水田などの水域さえあればどこにでも姿を現します。無論名古屋市にも多数生息しています。
丘陵地に行けば稀にオオシオカラトンボなども見かけますが、水色のトンボは本種であることが多いです。 幼虫も水質汚濁に極めて強く、富栄養、貧栄養問わずどんな水域でも生息可能です。 水深が1cmほどの泥面30平方cmで50個体ほど捕獲できたこともあります。
本種やオオシオカラトンボの幼虫は他のトンボ幼虫と違い、網に入った瞬間激しく暴れ、素早い動きをするためすぐわかります。
コフキトンボやオオシオカラトンボは本種と酷似していますが、本種の同定法はいろいろあります。自分が同定する場合は以下の方法で見分けます。以下の方法は成虫を直接捕まえなくとも目視である程度わかります。
成虫の♂は、オオシオカラトンボ♂よりも黒い部分が多いことなどで見分け、コフキトンボ♂とは本種の方が若干大きく、目の色が澄んだ水色になることなどで見分けます。
幼虫は、腹部背面にトゲが無いことでオオシオカラトンボの幼虫と見分けることが可能です。



背中にはトゲがありません。



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