アブラボテ
Tanakia limbata

♂ ♀
コイ科 タナゴ亜科
岐阜県、三重県、滋賀県で確認。
ヤリタナゴと同じような環境に生息しますが、湧水の入る水域には特に多いです。年によってばらつきますが、全体的に生息水域、個体数共にが多い年が多い気がします。ただ愛知県では一度も確認したことがありません。
おもにドブガイ、イシガイ、マツカサガイに産卵します。
かつては名古屋市内の池や川にも広く生息していましたが、河川の汚染とタイリクバラタナゴの進入などにより絶滅したと考えられます。
婚姻食は鈍いオリーブグリーン色や赤褐色に染まりますが、琵琶湖以西では紫がかるようです。
繁殖期のオスは気性が荒くなり、二枚貝に近づくものを容赦なく追い立てまわすので、水槽内では他魚のヒレがボロボロになるまで襲われてしまう事もあります。飼育の際は注意が必要です。
採集可能道具 たも網、仕掛け籠、竿(アカムシ)

10cm強の個体

2006年10月 岐阜県

2007年10月 三重県
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