フナ類(ゲンゴロウブナ以外)
Carassius sp.



コイ科 コイ亜科 フナ属

愛知、岐阜、三重、静岡、滋賀で確認しました。
河川の中流から河口、ワンド、池、沼、水路、水田に幅広く生息します。
水質汚濁に非常に強く、大抵の河川で見ることが出来、最もポピュラーな淡水魚のうちのひとつだろうと思います。 体型の変異が多く、体高が高かったり、目が大きかったり、色が違ったりと水域毎に様々な変異が見られますが、分類が難しく、将来的に日本のフナは三種(ゲンゴロウブナ、その他のフナ、キンギョ由来で中国原産のフナ)となるかも知れません。
雑食性でほとんど何でも食べます。 本種はゲンゴロウブナの「ヘラブナ」に対し、「マブナ」と呼ばれることが多いです。
3倍体は♀のみでの単為生殖をすることでも知られています。コイやモツゴなどの精子の刺激だけで卵が発育を始めるという不思議な繁殖方法です。そのため、ギンブナと呼ばれているフナにはオスが大変少なく、学者のみ知るような限られた水域にしかいないそうです。
平野部の淀んだ場所などでサシを使えば容易に釣れます。
濃尾平野辺りでは、昔から「ふなみそ」という伝統料理が存在しています。

採集可能道具 たも網、仕掛け籠、釣り(サシ、ミミズ、練り餌)



   
体高の高い個体                 金色が強く出た個体


ミミズで釣れました


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