カラドジョウ
Misgurnus mizolepis



ドジョウ科 ドジョウ属

愛知県、三重県で確認しました。 外国から来た外来種です。
水田の用排水路で捕獲しました。本種が生息している水域のうち、愛知県の水路は木曽川水系のパイプライン、三重県ではカダヤシも大量に生息するような排水路でした。
両水域共に在来のドジョウはみられませんでした。
カラドジョウは在来のドジョウと比べて全身一色の黄〜肌色、灰色がかった色が多く、黒っぽい個体は見かけません。
また、太短く口ひげが長い印象を受けます。特に尾部が太いです。
しかしこれらの特徴は成魚になってからはっきりしてくるもので、幼魚のうちのドジョウとの同定は難しいです。
中国産のドジョウを使うドジョウつかみでの流出、ツルの餌用ドジョウの放流によって定着、拡散したと思われています。在来のドジョウと交雑することが懸念されています。

採集可能道具  たも網



2005年7月 愛知県


2006年8月 愛知県  同所で採集したドジョウ(左)とカラドジョウ(右)



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