スナヤツメ
スナヤツメ
Lampetra reissneri



ヤツメウナギ科

愛知県、岐阜県、三重県で確認しました。
ヤツメウナギ目は脊椎動物のなかで最も原始的な仲間で、口は吸盤状で顎を持っていません。幼生と成体の2つに形態が分かれており、幼生はアンモシーテスと呼ばれます。アンモシーテスは盲目で口も吸盤状ではなく、えら穴もはっきりとは見えない上に一見するとミミズの様にも見えます。
生息を確認した水域は、いずれも泥、砂、落ち葉又は有機物の体積があり、かつヘドロの体積しない状態で、湧水が流れ込む水温の比較的安定した河川でした。
名古屋市内の一大生息地では、テレビ放映のため乱獲が行なわれた上、外来水生生物の進入も多いため、元々少なかった本種がさらに減少し絶滅寸前の状態になっていて、大変重要な問題です。
愛知県レッドデータブックでは絶滅危惧II類。岐阜県レッドデータブック絶滅危惧IA類。環境省レッドデータブック絶滅危惧II類。




顔のアップ



2004年12月 岐阜県 (左:アンモシーテス幼生 右:成体)


2006年2月 愛知県(アンモシーテス幼生)


2005年2月 三重県




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